繊細な人「HSP」☆あなたのポジティブご意見をお待ちしています! チャレジョブセンター桶川
皆さまこんにちは。チャレジョブセンター桶川の金井塚です。
今回は、数回にわたってお伝えしている、繊細な人「HSP」についての記事をお送りしようと思います。
今回の話題は、賛否がある事を理解した上での発信をさせていただきます。
●○おさらい○●
「HSP」とは“ハイリー・センシティブ・パーソン”の略で、「とても敏感な人」とも訳される、アメリカの心理学者 エイレン・N・アーロン博士が1996年の著書『The Highly Sensitive Person』で提唱した概念であり、DOESと呼ばれる4つの特徴すべてを持ち合わせた人と定義されています。
全人口の約20%がHSP気質との統計もあります。
【DOES】
D(Depth of Processing):深く処理する(深く考える) 例)ささいな手がかりで物事の真理に気がつきやすい
O(Overstimulation):刺激を過剰に受けやすい 例)騒がしい環境が苦手
E(Emotional Reactivity/Empathy):感情豊か/共感力が高い 例)それぞれの許容の限界を目撃するととても辛い気持ちになる (自分に関わりが無くても争いが起こりそうな場面でそわそわしてしまう。)
S(Sensing the Subtle):細かいことを感じ取りやすい 例)環境の変化や匂い、音・声などに気がつきやすく、反応してしまう
今回は、この「HSP」気質を持つ方の「HSPで良かった」というエピソードをぜひ伺いたいと思いました。どうしても、ネガティブや一般社会では過ごしにくいという感想を持ちがちなのですが、この気質で良かったと思えたエピソードを募集したいと思います。
例1)自分の落ち着く環境を構成すると周りの人もなぜか落ち着く
例2)些細な変化にすぐ気が付くので、相手の体調不良を察してあげられる
例3)相手の顔色を見てしまう所が有るので、相手が嬉しそうだと自分も楽しい気持ちで過ごすことができる。
などなど、、、
HSP気質を持たない方には、なかなか理解されないこの話題。私も長年両親からは単なる「わがまま」と思われていたようですが、色々な本を読んだり、似た気質の友人に出会ううちに、これは特性なんだと自信を持つことができるようになりました。
最近では、沢山の方からブログに反響をいただいたり、多くの本が出版されてやや市民権を得つつあるこの「HSP」について、「HSP」の人が身近な一般の人にも理解していただきやすいように、あえてポジティブな内容をまとめたブログを発信して理解を得たいと思い、今回の呼びかけをさせていただきました。
参考文献・出典
長沼睦雄著『敏感すぎる自分を好きになれる本』(青春出版社),2016年
エイロン・N・アーロン著 冨田香里訳『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(SBクリエイティブ),2000年
一般社団法人日本産業カウンセラー協会『産業カウンセリング』2020年6月号(入手困難)
~CJコラム~
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