就労移行とは?利用料は?どんなことをするの?
就労移行支援とは?利用料は?どんなことをするの?
就労移行支援とは、障害のある方への福祉サービスです。「就労移行支援事業所」では、通所をしながら一般就労を目指します。
対象となるのは、精神・身体・発達に障害のある、原則18歳以上~65歳未満の方です。 2年の利用期間の間に職業技能を磨くための、訓練を行います。
就労移行支援事業所では、どのような就労支援を受けられますか?
就労移行支援事業所では、生活リズムを整えながら無理のないペースで訓練に参加することができます。
また、「就労移行支援事業所 チャレジョブセンター浦和」では、ニーズに合わせ様々なプログラムを訓練内容に取り入れています。
(人気のプログラム例:Word、Excel、illustrator、Photoshop、電話応対講座、接遇講座など)
就労移行支援事業所で受けられるサービスは、大きく3つのステップに分けられます。
STEP1 職業訓練 まず、職業技能を磨くべく、先に挙げたような訓練に取り組みます。 これがSTEP1の職業訓練です。セミナーや作業に参加しながら、支援員と一緒に体力をつけていきましょう。 体調悪化時のケアが受けられることも、就労移行支援事業所を利用する利点の一つです。 また、生活リズムを整えることにより、決めた時間に通所することが可能になっていきます。 「朝早いのは苦手…」「行く気力がもうひと踏ん張り足りない…」という方には、開所後にお電話を差し上げることも可能ですので、お気軽にお伝えください。
STEP2 就活支援 職業訓練を終え、通所リズムが整った方は自然と体調も安定されています。 そのころになると、「自分はどのように働きたいのか」「どういった勤務体制であれば無理がないか」ということなどを支援員と一緒に考えていきます。 経験豊富なスタッフが多角的に求人を確認していくため、一人では気づきにくい「求人の注意点」が発見されることも。 また、希望職種に就くための学習が必要な場合は、並行して訓練を行うこともあります。 いざ求人に応募、という段階になれば、履歴書の書き方の指導や、添削支援を行います。自己分析を行い、自己PRの幅を広げることもできます。
(下記のような就労スキルシートをスタッフと記入することがあります)
(ちなみにチャレジョブセンター浦和は、JR京浜東北線 北浦和駅から徒歩3分ほどですが、証明写真機もすぐそばにあるため、履歴書用写真もすぐに撮影OKです)
当事業所では、面接や会社説明会などにスタッフが同行することも可能です。 自分だけでは伝えきれないご本人の長所や、普段の通所での訓練の様子などスタッフでなければ伝えられない情報を応募企業にお話しさせて頂きます。
STEP3 定着支援 応募企業から内定をもらい、就職が決まった場合は、一度就労移行支援としての利用は卒業となります。そのあとは、6か月間の定着支援期間があります。
・慣れない環境で疲れを溜めていないか?などのメンタルサポートを行います
・事業所は、ご本人からは言いづらい困りごとを伝える橋渡し役も担います 事業所スタッフの定期的な職場訪問や、利用者さんに事業所に訪問していただくことで、一人で抱え込まない体制を作っています。 入社7か月目からは、ご希望に応じて「就労定着支援事業」というサービスを受けることができます。また、利用できる期間は最大3年半となります。
就労移行支援事業所チャレジョブセンター浦和【1週間のスケジュール】
下記の画像は、当事業所の1週間の訓練内容です。赤字で示されている部分が、受けられる講座です。 そのほかの空白の部分には、自分に必要な学習を組み込みます。また、欠席した講座の補講を受けることができるので、ほかの利用者さんとのペースにも焦らずついていくことができます。
利用料はかかりますか?
月ごとの利用者負担には、上限があります。 自分の負担上限額を知りたい場合には、お住いの市区町村にある障害福祉課でご確認いただければと思います。
◆参考:障害者の利用負担(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/hutan1.html
福祉サービス利用にあたっての料金は原則、「利用料金の1割を本人が自己負担する」仕組みとなっています。 世帯(本人+配偶者)の収入による区分けがされておりますが、こちらについては、市区町村の基準によって決められているため、事業所でお答えすることはできかねます。
ですが、ご不安な点がございましたら一度ご相談ください。
就労移行支援事業所チャレジョブセンター浦和、施設長からあなたへ
記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。就労移行支援事業所チャレジョブセンター浦和、施設長の金井塚です。
就労移行支援ですが、実は施設によってさまざまな特色があります。当センターは「個別のカリキュラム」が大きな特色と言えます。 集団で受講する座学型のセミナーもほぼ毎日開催していますが、基本的には週に1度ご本人と支援員で計画する「個別プログラム」が訓練の中心です。
実はこの記事も、メンバー(利用者)さんに訓練の一環として作成していただきました。もちろん、パソコン訓練や事務訓練のほか、これから職種を絞ろうと思ってらっしゃる方へのメニューもご用意しています。
是非お気軽にご相談ください!
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監修:就労移行支援事業所「チャレジョブセンター浦和」施設長 金井塚ナユ太
執筆:就労移行支援事業所「チャレジョブセンター浦和」利用者J