いろいろな見方ができること👓✨(リフレーミング)【チャレジョブセンター桶川】
みなさんこんにちは。チャレジョブセンター桶川です。
今日のテーマは、「いろいろな見方ができること(リフレーミング)」ということについてです。
よく使われる例としては、コップに水が半分入っている際、「もう半分しかない」と捉えるか、「まだ半分ある」と捉えるか、というものがありますね。
現実としての量は同じです。しかし、意味はまったく変わってきます。その後の行動も違うものになりますよね。
この話は何度も聞いてきましたが、どの場合でも「まだ半分ある」とポジティブにとらえることの有効性、有用性を述べている印象があります。
私はちょっとナナメに見るからか、「そんなに毎回ポジティブに考えられるかなあ…」ですとか、「状況がよくないのに無理に前向きにとらえるのもどうなのかなあ…」と思ってこの例を伺うことがありました。
一方で、社内の事業所を横断して行っている研修で読み合わせている書籍『発達障害に生まれて』などでも「ああ、これはリフレーミングだな…」と感じることがあり、大切な知恵かもしれない、頭を柔らかくしたいなあ、とも思い始めています。
たとえば、この書籍の中では、概ねこのようなお母さん同士のやりとりが出てきます。
母A「うちの子は保育所でみんなと同じ行動がとれなくて・・・」。
母B「いいじゃない。みんなで行動するより、後ろで絵本を読んでいたほうが楽しいのにね。なぜみんな同じ行動をしているのかしら?」
母A「うちの子はなかなかおハシが使えなくて」。
母C「大丈夫よ。世界では手づかみで食べる人も多いのよ。大人になっても手づかみでいる子は少ないんだから、そのうち使えるようになるわよ」。
また私は、スーパーバイザー(その分野で指導をしてくれる方)から、「いろいろな見方をできるようになってください」、「解釈は、なるべく複数持てるようにしましょう」とアドバイスをいただくことがあります。
自分だけで考えても難しいので、機会を見てそうした「いろいろな見方」や「解釈」を集めるようにしています。
まだまだバリエーションが少ないのですが、ご紹介します。矢印(→)の後が、とらえ直し(リフレーミング)後のものです。
「あの人は(私は)ガンコだなあ」
→「あの人は(私は)意志が強いなあ」
「あの人は(私は)神経質だなあ」
→「あの人は(私は)は繊細だなあ」
→「あの人は(私は)几帳面だなあ」
「あの人は(私は)不安が強いなあ」
→「あの人は(私は)先々のことまで考えているんだなあ」
などなど。
最初にも触れましたように、単に言い換えをしただけになるですとか、好ましくない状況を相対化してごまかしてしまう(否認することになる)というリスクもあるように思います。
こうしたリフレーミングには、認知行動療法などで、より詳細なテクニックもあるようです。
ただ、私は最初に述べたお母さん同士の会話のように、地に足の着いた、経験にもとづいたものにしていきたいとも考えています。また時折、この話題に触れさせていただきます。
(参考図書)
『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』 (中公文庫 あれから5年―文庫本のためのエピローグ付き) 松永 正訓 著 (2023/10/25)
『見方を変えればうまくいく!特別支援教育リフレーミング―支援のミスをチャンスに変える実践ケースファイル』(中央法規) 阿部利彦 編集 (2013/7/1)
『「好き」の因数分解 』最果 タヒ 著(リトル・モア)( 2020/1/31)
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