SST「詠草&感想会」*チャレジョブセンター浦和

チャレジョブセンター浦和の溝渕です。
先週に引き続きSSTは短歌。
今回は先週メンバーさんに書いて頂いた短歌を発表(詠草)、それをメンバーの皆さんと共に感想を伝え合う会としました。
2023 7 20 SST短歌講評会①
全てお伝えしたいのですが、力作ばかりですので私の独断でいくつかご紹介させていたします。
まず先週お伝えしたSさんの歌。
「チャレジョブで楽しく学んだ八か月ついに掴んだ就職の切符」
メンバーさんからは
・Sさんの前向きな姿勢が表れていて良い。
・就職の切符という表現が良い。
・楽しく学んだの部分が良い。
私からは講評として
ついに掴んだで「つ」の音のリズムが作れていて良い。就職を掴むではなく就職の切符と比喩しているところが詩的である。とお伝えしました。
 
続いてFさんの歌。
「エクセルで悪戦苦闘教科書気を取り直して頑張ろうとね」
メンバーさんからは
・応援したくなると思った。
・悪戦苦闘していてもくじけない気持ちが感じられた。
私からは講評として
悪戦苦闘教科書気、と漢字が八文字続くところが悪戦苦闘感をより演出していて良いと思ったのと、ここにあえて「ね」を挿入することによってとても人間味というか親近感が醸し出されていると感じた。とお伝えしました。
 
たくさんある中で最後にKさんの歌。
「この一年資格試験を数多こなし誇れる長所手に入れていく」
メンバーさんからは
・一年頑張っていてすごいと思った。
・誇れる長所と言い切れるものが手に入っていてすごいと思った。
・「手に入れていく」なのでこれからも手に入れていくのだろうと思った。
私からは講評として
「数多こなし」の部分をあえて字余りにすることで試験をたくさんこなした事実と読み上げたとき少し重たいリズムになることが効果的に機能している歌だと感じた。とお伝えしました。
 
全員が自分の言葉で詠んでくださったため、非常に有意義な時間になったと思います。特に感じたのはその「ピュアさ」で、短歌というものをやればやるほどこういう歌は詠めなくなっていくものだと思っているだけに、初心に帰らされる思いでした。 感想会もみなさんすべての歌に何かしらの発言をしてくださり、ありのままの取り繕わない言葉は必ず人の心に届くのだということを強く感じる1時間でした。

よろしければシェアお願いします

2023年7月に投稿したチャレジョブセンターの記事一覧

この記事のトラックバックURL

PAGE TOP