障がいとの付き合い方(会社説明会でのアドバイスから)【チャレジョブセンター桶川】
みなさんこんにちは。
今回は、先日こちらのセンターに、採用ご担当者様と、現在障害者雇用で働かれている方のお二人に会社説明会にお越しいただきました。
その際、「障がいとの付き合い方」についてもアドバイスいただきましたので、少々ご紹介します。
なお、今回お越しいただいた障害者雇用で働かれている方は、双極性障害Ⅱ型(以前の躁うつ病)と診断されているとのことでした。
①躁(そう:気分が高揚(こうよう)した状態)と聞くと、病気になる以前は、気分が良いのかなと思っていた。
しかし、眠りたいのに眠れないなど、それはそれでつらい状態なんだということが分かった。
②いろいろな欲求、物欲・買い物欲などが高まってきたら、躁になりそうなサイン。
無理をせずに、早めに休息を取るようにする。
③やる気が起きず、理由もなく泣きたくなったり、人と話すのが億劫(おっくう)になったりしたら、鬱(うつ:気分が強く落ち込み憂うつな状態)のサイン。
しっかり休養を取るようにする。
④規則正しい生活をして、毎日きちんと服薬していても、気分が落ち込んだりハイになってしまったりする時がある。
おいしいものを食べたり、好きな音楽を聴いたりして気分を紛らわせ、「体調不良で仕事を休んでしまった」という罪悪感や自己嫌悪は、引きずり過ぎないようにする。
その他、主治医の先生の勧めもあり、カウンセリングで仕事やプライベートの悩みを相談したり、生活や仕事の振り返りをしたり、また、気分の波やお金の使い方について共有し、気分の波が起こったきっかけについても見つめ直したりされている、とのことでした。
こうしたアドバイスは、精神障害のあるなしにかかわらず、日ごろ安定して働いていくためのヒントになると感じました。
またこちらの企業では、
・ピア・サポート(当事者の職員さん同士が支え合う)相乗効果を大切にし、
・自分を必要としてくれている人がいる、自分はかけがえのない存在だという気づき
を大切にされている、とのことでした。
障害者雇用の分野で、こうした取り組みが広がっていくといいな、と感じました。
最後に質疑応答の時間もいただき、参加された方々も、働くイメージなどにとても参考になったようです。
チャレジョブセンター桶川では、今回にとどまらず、今後も様々な企業様に説明会を行っていただきます。
チャレジョブをご利用されていない方々でも参加可能な場合には、ブログ等でご案内させていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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