なぜ大人になると時間が過ぎるのが早く感じるのか?⏱(その3)【チャレジョブセンター桶川】

みなさんこんにちは。
 
今回は、先日に続いて、「なぜ大人になると時間が過ぎるのが早く感じるのか?」についての3回目です。
 
「ジャネーの法則」(ジャネの法則)について触れるのは、ひとまず今回までにします。
 
「人生のある時期に感じる時間の長さ(心理的長さ)は年齢に反比例する」というポール・ジャネーの説は、これを紹介した甥のピエール・ジャネーも著書で批判的に取り上げたように、極端なものに感じられます。
 
 
「49歳の私の1年は、1歳の時の私の感じた1年の49分の1で、約7日・・・。そんなことはないだろう!」という感覚です。
 
「せいぜい3倍から5倍速くらいの感じかなあ(厳密には小中学生の頃の1年と今の1年の感覚を比べています。)」というところと、
「10代、20代、30代、40代・・・という10年区切り(ディケイド decade)で振り返ると、速度感が増していったような・・・」と感じるのですね。
 
そこで、以下のように「ジャネーの法則 私版(わたしばん)」を考えてみました。
 
「保育所(幼稚園)までの1年は、あまり1年という概念がなかったので、感覚的にも1年は365日のまま」。
 
「小学校の1~2年は、初めは不安で何が起こるか分からなかった。そもそも、学校が何するところかも分からなかったので、365日のまま。あるいは400日とか、もっと長く感じていたかも知れない」。
 
「小学校3~4年からは1年という感覚もつかめてきたので、それまでと比べたら300日くらい。慣れた分、早く感じたかも知れない」。
 
「小学校高学年から中学校2年くらいまでは、だいぶ学校生活や勉強にも慣れてきたので、250日くらいに感じた」。
 
「中学3年から高校3年までは、受験のプレッシャーや焦りもあって、でも250日をキープした感じ」。
 
「大学4年間はゆるんで楽しかった分、あっという間に過ぎていく感じがしたので、200日くらいの感覚」。
 
「20代からは仕事もし始めて、することはたくさんあったけれど、だんだんスピードが速くなって、10年ごとに1.5倍速くらいの感覚」。
 
 
 
皆さんはいかがですか?
きっと私とは違った感覚をお持ちだと思います。
 
ともかく、私の今日の感覚を、前回同様グラフにしたものがこちらです。
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イラストをつけるとこんな感じ。
 
 
 
「ジャネーの法則」そのままをグラフにしたもの(下に再掲)よりは、だいぶ実感に近くなりました。
 
 
ポール・ジャネーには悪いのですが、心理的時間の長さに影響する要因(ファクター)が「年齢」の1点だけ、というのはどうも乱暴なような気がするのですよね。
 
ライフイベント(人生、生活上の出来事)ですとか、その時期を大切に過ごせていたか、漫然とあるいは乱雑に過ごしていたかといった個人的、個別的な要因も考慮したほうが、実感に近くなるような気がします。
 
ということで(?)、次回は、ライフキャリアレインボー(人生における役割の変化、キャリアプラン)に触れたいと思います。
 
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
 
 
 
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