桶川の民話 キツネの青い光 「桶川」のご紹介 その3 (^_-)-☆【チャレジョブセンター桶川】
こんにちは!チャレジョブセンター桶川です。
今回は、桶川の民話「キツネの青い光」をご紹介します。
(※『桶川の民話と民家 第1集』桶川市役所市民まつり推進委員会
昭和51年 発行 より抜粋し要約)
むかしむかし・・・、下日出谷がまだ森に囲まれていたころ・・・。
天王坂のあたりに一匹のキツネがおったとさ。
天王坂ちゅうのは、今の下日出谷会館の前あたりでな。
むかしは坂も、坂ももっと急で、夜になるとずいぶん暗くなってしまうところじゃった。
あるとき次作じいさんは、娘の嫁入り道具をそろえるために、唄をうたいながら夜中にそのあたりを歩いておったとさ。
バタ、バタ、バタ・・・。だんだんあたりが暗くなり、自分の足音しか聞こえないような夜道で、次作じいさんは心ぼそくなったんじゃ。
「ああ、誰かと一緒に来るんじゃった。こんな夜はキツネが出そうだわい」。
「それならキツネに化かされないように」。
次作じいさんは踊りながら、もっと大声で唄いました。
太い赤松の木の根元が、青くボヤーっとかすんで見えます。
キツネ火の光のようでした。
松ぼっくりに足を取られた次作じいさんめがけて、キツネは「コーン!」と声を上げ、青い火を投げつけました。
「そんなものには負けないぞ!」立ち上がったじいさんは、さらに踊りと唄を続けました。
しばらくして、誰かがじいさんの肩をたたきました。
「?」
「おじいさん、もうすぐ朝ですよ」。
「どうしてこんなところで、ずっと踊ってらしたんですか?」。
次作じいさんは、川田谷と上尾の藤波へ行く道のわかされ(※)で、朝まで踊り続けていたのでした。
(※分かれ道のこと)
ご近所さんたちは「さすがの次作じいさんも、キツネの青い火にはかなわなかったなぁ!」と言い合いながら、ワハハワハハと笑いましたとさ。
(おしまい)
【民話の地 探訪】
「天王坂ちゅうのは、今の下日出谷会館の前あたりでな・・・」。
現在の下日出谷自治会館。
周囲は住宅地でした。
すぐ近くには「ベニバナウォーク」(モール型ショッピングセンター)があります。
「天王坂ちゅうのは・・・むかしは坂も、もっと急で・・・」。
現在の川越栗橋線(埼玉県道12号線)。桶川駅方面を背に、西側へ向けて撮影。
1990年代(平成初期)に四車線に拡幅されたそうです。
この民話のころには、おそらくなかった道だそうです。
写真では分かりにくいですが、ゆるやかな坂になっています。
下日出谷自治会館のすぐ近くにある下日出谷第三公園です。
川越栗橋線(埼玉県道12号線)を反対側に渡って、「知足院」(下日出谷西3丁目の寺院)付近より、西側へ向けて撮影。
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